便秘で死亡する前に知っておきたい腸の話 | 便秘解消情報局

便秘で死亡する前に知っておきたい腸の話

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便秘で死亡する前に知っておきたい腸の話

便秘で死亡するニュースは数年に一度位の割合で同じ事故が話題になってしまう場合が多い思います。

「え?便秘位で死亡するの?」と言うのが正直な感想だと思います。

 

実際に大げさな話しでは無く、便秘が原因もしくは、便秘になる生活習慣が原因で死亡に繋がる病気を発症してしまったと言う方は多く、「大腸がん」が有名です。

皆様こんにちは。ご覧頂き感謝します。便秘解消情報局です。

 

便秘が原因で死亡に繋がるのは、大きく分けて

 

●自力排便出来ない位、頑固な便秘になってしまった場合

●便秘が原因もしくは、便秘になる生活習慣が原因で発症してしまう病気

 

に分ける事が出来、比較的誰でも起きてしまう可能性は有ります。

前者の死亡例自体は少ないのですが、日本と海外で話題になった便秘で死亡したニュースが有ります。

 

便秘が死亡に繋がってしまった日本のニュース

日本で1番有名な便秘死亡事故のニュースは、1998年に奈良県の自宅で起きた21歳の女性の死亡事故だと思います。

一年近く便秘されていて、腹痛を伴う便秘に悩まされながらも病院受診はしなかったと言われています。

 

最終的には「腸閉塞」を発症し、自宅で死亡されました。

遺体の指先には便が付着し、「自力でかき出そうとした形跡」が有り、想像を絶する位長い時間、苦しい思いをされて来たと思います。

 

死亡された女性の身長は158センチ、体重は47,6キロと言う痩せ気味な体型だったと推測されています。

死亡時の便の重さは、6,7キロ近くに達し、コンクリートと同等の固さまで水分含有率が下がり、酸化が進み、黒々とした色だったと言われています。

 

体型や体重等によって大きく変わりますが、便秘がちな方や食事量が多い方は、3〜5キロ位は有ると言われています。

小柄な方や代謝が良い方は、1.5〜2キロ位だと言われています。

 

かなり大柄な方では、10キロも有る場合も有ると言うのですから驚きですね。

便秘で死亡した女性は、痩せ気味ですので、比較的多いのですが、やはり「腸閉塞」によって腸管が狭まっていますので、後半は食事が出来ていなかった事が痩せ気味の体型の原因に繋がっていた可能性が高いと言われています。

 

骨の太さや筋肉量等によって体重は左右されますので、あまり参考にならないと言えばならないのですが、身長158センチの女性であれば、理想的な体重は55キロ前後です。

体重が47.6キロの内、便が6.7キロですので、体力や筋力、栄養状態も悪かったのではないか?と言われています。

 

最終的には、腸内には悪玉菌が異常繁殖し、大量のガスも原因の一つだと言われています。

頑固な便秘が原因で「腸閉塞」を発症し、強烈な腹痛と嘔吐によるショック死でした。

 

お腹が破裂しそうな位、腸内にガスが蓄積していたとも言われています。

 

便秘から腸閉塞?死亡に繋がる理由

「閉塞(へいそく)」の意味は、文字通り「閉じてしまって塞がっている状態」です。

腸の捻れ、手術による「癒着(ゆちゃく)」、「脱腸(だっちょう)」、大腸ポリープ、大腸がん等が原因で起きてしまう事が多い病気です。

 

便秘が原因で腸閉塞が起こるのは、比較的高齢者に多いのですが、

●体力の著しい低下

●偏った食事

●無理なダイエット

●慢性的な運動不足

●自律神経の乱れ

●睡眠不足

●下剤の使用頻度が高い事が原因で腸の機能が低下した

等が原因で発症する事も有ると言われています。

 

体力の著しい低下と便秘

体力の著しい低下は、腸の機能低下を引き起こしてしまい易く、腸の「蠕動運動(ぜんどううんどう)」が低下して便秘になってしまいがちです。

「蠕動運動」は、便を肛門付近まで運んでくれますが、体力や筋力の低下によって正常な働きが出来ない場合も有ります。

 

また、「蠕動運動」が上手く機能出来るかどうかは、直接繋がっている自律神経が正常に働いているかどうかも深く関係しています。

 

偏った食事と便秘

偏った食事は、主に野菜不足や動物性タンパク質が多い食生活が習慣化してしまう場合が多いです。

健康的な便を出すには、ある程度、水様便と脂溶性のバランスを意識した食物繊維が必要不可欠で、便の質と量を左右します。

 

やはり、大豆や根菜類、海藻から摂らないと食物繊維もあまり意味が有りません。

サプリメントや健康食品は確かに気軽ですが、あくまで補助的な役割しか有りません。

 

それだけでは期待する効果を得る事は出来ませんし、便秘が悪化してしまう可能性も有ります。

もちろん、適切な油分と水分、腸内の善玉菌も健康的な腸内環境には必要です。

 

この事は、無理なダイエットと運動不足による頑固な便秘を悪化させてしまう原因にもなります。

 

無理なダイエットと便秘

無理なダイエットは、脂肪だけでは無く、身体全身の筋肉も減らしてしまいますので、結果的に新陳代謝を下げてしまいます。

ダイエット中は、サラダやスムージー等を沢山摂取する方も多いのですが、良質なタンパク質やバランスを意識した食事、適度な運動を取り入れないと、逆に食べれば食べるだけ太ると言う結果が待っています。

 

確かに、肉を摂取する事によって、腸内の悪玉菌を増やす原因となる動物性タンパク質を摂取してしまう事になりますが、健康的な身体を維持する為には動物性タンパク質は、必要不可欠です。

 

運動不足と便秘

運動不足も頑固な便秘の原因になり易く、デスクワーク中心の方、歩かない方、姿勢が悪い方は、注意が必要だと言われています。

当然、便秘解消目的であれば、そこまでストイックさを求める必要は有りません。

 

普段生活している時や座る時に姿勢を良くしたり、寝転がったり、「背もたれ」を使用する習慣を減らすだけでも大きく変わる筈です。

 

自律神経の乱れと便秘

自律神経の乱れは、ストレスや緊張、不安が多く、月経時等のホルモンバランスの異常も大きく関係しています。

自律神経は、腸内の「蠕動運動」を管理し、副交感神経が優位な状態の時に活性化し、交感神経が優位な時に不活性化します。

 

副交感神経は、主に睡眠時やリラックス時、交感神経は、主に運動時やストレスを感じた時に活性化します。

自律神経のバランスが崩れてしまった場合、頑張ろうと思っていても身体が鉛のように重くて動かなくなってしまったり、眠ろうとしてもイライラして眠れなくなったりします。

 

睡眠不足と便秘

睡眠不足は、副交感神経を活性化させる時間が短くなってしまいがちです。

私達の便は、主に睡眠中に生成されていますので、不足してしまった場合、便秘がちになるだけでは無く、腸に備わっている機能が低下してしまい危険です。

 

腸には、排便以外に、飲食物の消化吸収、栄養成分の合成や代謝、空気中や飲食物に含まれている毒素の解毒、造血作用、自己免疫機能等の健康的な身体を維持する為に必要不可欠な機能が備わっています。

これらの機能は、腸内の善玉菌に依存しています。

 

便秘や下痢、おならが臭い等のように、悪玉菌が優位な状態だと正常に機能する事が出来ません。

 

下剤の頻度が高い場合、便秘は悪化します

一般的に「刺激性下剤」と呼ばれる下剤の使用頻度が高い場合、腸に刺激耐性が出来てしまい、「蠕動運動」が大きく低下してしまいます。

同量では効かなくなって来てしまいますし、下剤無しでは排便する事が出来なくなってしまう可能性が出て来てしまいます。

 

便秘で死亡した女性は、便秘薬を服用していたという情報も有りますので、下剤の使用頻度が高かったと考えられます。

下剤の特性上、使用頻度が高ければ誰でも起こる事です。

 

「ビサコジル」や「センノシド」等の「刺激性下剤」を医師の処方無しで使用している方は注意が必要だと思います。

固くなり過ぎてしまった便が腸を圧迫し、腸への血流が滞り、一部分からの「壊死」が全体に広がる場合も有ります。

 

血行不良等によって弱くなってしまった腸が「裂けてしまった」事が原因で死亡する場合も有ります。

また、頑固で長期化してしまった便秘が原因で起こる場合が多い「糞便性イレウス」と呼ばれる腸閉塞の一種が起こる可能性が高くなります。

 

長期間の便秘によって肛門近くが詰まりきった状態になりますので、出口を失った便が口へと逆流してしてしまいます。

それだけでも非常に辛いと思いますが、腹部に激痛が走る場合が大半です。

 

血液中にも大部分が溶け込みますので、「敗血症」と呼ばれる「全身性炎症反応症候群」が起き、ショック症状によって死亡する場合も有ります。

同時に腸自体が裂ける場合も多く見られますので、非常に危険です。

 

便秘によって便が逆流する等の症状は既に重症化していると考えられますので、早急に病院受診するようにする必要が有ると思います。

 

便秘が死亡に繋がってしまった海外のニュース

2013年2月8日頃、コーンウォール州トゥルーロ出身の女性が便秘で死亡した事がニュースになりました。

この事故が注目されている理由は、「便を我慢する癖が有った」と言う事です。

 

幼少期から自閉症と体質的な便秘で、普段から、お手洗いに行く事が怖いと訴えていたと言われています。

非常に頑固な便秘で、数週間に1度位しか排便する事が出来ず、死亡時には約8週間近く排便が出来なかったと言われています。

 

最終的には、腸内等の消化器系に大量のガスが蓄積し、「胸部圧迫による心臓麻痺」が原因で死亡したと言われています。

原因は、「便秘を我慢した事」がキッカケですので、誰でも可能性は有ります。

 

私も含め、一度以上は便秘を経験されて来た事が有る方が大半だと思います。

実際に便秘が頑固で長引くと肛門付近の便が固くなり、排出する事自体が非常に辛く、困難になってしまいます。

 

国内と海外の便秘が原因の死亡事故に共通して言える事は、「おなら」が大量に蓄積してしまった事が原因で状況が悪化してしまった事です。

特に便秘は、根本的な意味で原因を改善しない限り、放置する時間に比例して状況が悪化していく一方です。

 

先程取り上げた国内外のニュースだけでは無く、便秘が原因で発症する病気も「腸閉塞」以外にも有ります。

症状の進行状況によっては、死亡にも繋がりますので「たかが便秘」と楽観視する事は危険だと思います。

 

便秘が原因で発症する死亡例のある病気

先程説明させて頂いた「腸閉塞」の他に、「大腸がん」と「虚血性大腸炎」が便秘が原因で発症する事が有る病気です。

直接死亡に繋がる事は有りませんが、「大腸ポリープ」や「大腸憩室炎」も便秘が原因で発症する事が有る病気です。

 

先程少し触れました「過敏性腸症候群」や「痔」も直接死亡する事は有りませんが、頑固な便秘を引き起こしてしまう場合が有ります。

「大腸ポリープ」や「大腸憩室炎」と同様に注意が必要だと言われています。

 

便秘が原因で発症する「大腸がん」に関して

完全に原因が解明されている訳では有りませんが、欧米よりの食事や食物繊維不足が関係していると言われています。

後述する「大腸ポリープ」が悪性腫瘍化してしまう場合と腸管粘膜から直接悪性腫瘍が発生してしまう場合が有ります。

 

初期段階では、悪性腫瘍が小さく、目立った症状が表れない場合が多いです。

医師の判断によって「がん化」すると予想された「大腸ポリープ」の経過観察位でしか発見されない場合が多いです。

 

もし、肉中心の食生活や深刻な食物繊維不足、家系的に「がん」が出来やすい方は、出来るだけ検診や健康診断オプション等を利用した方が良いと思います。

初期であれば、完治出来る反面、進行すれば、非常い死亡率が高い病気ですので、便秘体質の方は特に注意で、「腸閉塞」の原因になる場合も有ります。

 

腸管の内側に悪性腫瘍が出来ていますので、腸管が狭まり、異常に細長い便が出てしまう事が有ります。

下血や下痢、残便感等の違和感等が有り、右側、左側、直腸等、大腸がんが発生してしまう場所によって症状が変わって来てしまいます。

 

便秘が原因で発症する「虚血性大腸炎」に関して

腸管に血行不良が起きてしまう事が原因で発症する事が有る病気です。

発症直前まで便秘状態の方が多く、動脈硬化を発症している方がなりやすく、強く「いきむ」等で腸に大きな負荷がかかってしまった時に重症化し易い病気です。

 

深刻な腸管の血行不良が原因で腸が「虚血(きょけつ)」状態になり、腸管や粘膜が弱くなっている状態で腸管に負荷がかかります。

激痛とも言える下腹部痛と下血、発熱等が出ますので、緊急を要する場合が多いです。

 

粘膜の「浮腫(ふしゅ)」や「潰瘍(かいよう)」、発熱や下痢、嘔吐感や嘔吐が報告されています。

「虚血」の意味は、血液の供給が急に減少してしまう状況の事で、1か所にだけ思い貧血が起きてしまっているような状態です。

 

「浮腫」の意味は、体液等が蓄積してしまう事が原因で起こる「むくみ」に似た状態です。

「潰瘍」の意味は、比較的狭い範囲で起こる粘膜の欠損が起き、炎症による表面部分の「くずれ」が起きているような状態です。

 

便秘が原因で発症する「大腸ポリープ」に関して

先程の「大腸がん」の良性腫瘍の場合ですが、「大腸ポリープ」が大型化してしまった場合、高い確率で一部分が悪性腫瘍化していると言われています。

殆どの場合、良性腫瘍であったとしても、小さい状態の内から切除し、定期検診によって経過観察するのが一般的だと言われています。

 

「大腸がん」「大腸ポリープ」問わず、欧米化した食事や深刻な食物繊維不足等の食事習慣や生活習慣だと言われています。

「大腸がん」と同じように、特に自覚症状が無いままと言う方が多いのですが、便が腸管内を通過する時に接触し、下血する場合があります。

 

便秘が原因で発症する「大腸憩室炎」に関して

大腸の粘膜に「憩室(けいしつ)」と呼ばれる「嚢状(のうじょう)」ような物が出来る病気です。

腸管の内側から外側に向かって発生します。

 

「嚢状」とは、「袋状」に近い状態の事を意味しています。

「憩室」の場合、大腸の内側から外側に向かって袋状の物が出来てしまっている状態です。

 

この状態は、「大腸憩室症」と呼ばれている状態で、基本的に無症状です。

大腸がん検診等で偶然発見される場合が多いです。

 

「憩室」自体は、多くの方に出来る物で、「憩室」が出来てしまった全ての人が「大腸憩室炎」を発症する事は無いと言われています。

一昔前は、加齢による粘膜の低下等が原因で発症する場合が殆どで、ご高齢者様に多い病気でした。

 

現在では、食事の欧米化が進んでいる事やストレス等が大きく関係しているとも言われています。

この「憩室」が出来ている状態で、便秘やガス等で腸管に強い圧力がかかったり、「憩室」内に便等の異物が侵入し、炎症が起きてしまうのが「大腸憩室炎」です。

 

下腹部痛と発熱、便秘と下痢、血便が報告されていますが、炎症を放置してしまった場合、「憩室」に穴が開く場合が有り、非常に危険です。

状況によっては、「憩室」内の血管が損傷し、大量に出血し、死亡に繋がる場合も有ります。

 

便秘が原因で発症する「痔」に関して

「痔」が危険な理由は、排便時の痛みが原因でトイレを我慢してしまう方が多く、便秘が悪化してしまう可能性が高い事です。

また、「痔」は、長時間の「いきみ」で症状が悪化してしまうだけでは無く、肛門周辺の「うっ血」による「痔核」、「肛門周辺が裂ける」事による「裂肛」等が起きやすいです。

 

特に肛門周辺は細菌等が多く、傷口が化膿する事による炎症も起きやすいです。

海外で起きた便秘の死亡例もそうですが、便秘を我慢した場合、状況が悪化し易く危険です。

 

便秘を放置すると固くて出なくなる理由

便が固くなる理由は、肛門付近まで近づくにつれて便の水分が腸管に吸収されてしまう事が関係しています。

健康的な便の水分含有率は、80パーセント近くです。

 

「コロコロ」と硬い便の水分含有率は、60パーセント以下まで落ち込んでいる状態です。

特に便秘で死亡した日本の女性の場合は、「コンクリート」と同等の固さまで水分含有率が低下していたと言われていますので、50パーセント以下になっていたのでは?とも思います。

 

肛門付近だけであった水分含有率が低く固い便はゆっくりと確実にその面積を増やして行きます。

本来であれば、肛門付近のみ硬い便が滞留してしまいますが、大腸内を硬い便が覆い尽くす危険性も有り、自力排便が難しくなってしまいます。

 

また、便秘を放置すると危険な理由は、便の水分含有率が下がり、状況が悪化してしまう事と便秘が原因の一つだと言われている病気を発症してしまう確率が上がってしまう事だけでは有りません。

腐敗化が進んだ便が腸内に放置されてしまう事と腸内の悪玉菌が増殖時に生成する人体にとって有毒なガスが体内に蓄積してしまう事も危険です。

 

国内外の便秘で死亡したニュースの報告では、腸内にガスが蓄積し過ぎてしまい、他の臓器を強く圧迫し続けた事が要因の一つだと取り上げられていました。

このガスは、比較的軽度の便秘であっても腸内に蓄積し始めますので、出来るだけ早く改善した方が良いと思います。

 

腸内ガスが死亡する原因に繋がる?

頑固な便秘になると肛門付近を水分含有率が低下した便が「蓋(ふた)」をしたような状態になりますので、普段よりも「おなら」が出にくくなってしまいます。

腸内には、善玉菌と悪玉菌の他に「日和見菌」が存在します。

 

「日和見菌」は、善玉菌と悪玉菌の内、比率が優勢な方に「加勢」する特徴が有ります。

●善玉菌が15パーセント

●悪玉菌が10パーセント

●日和見菌が75パーセント

が健康的な腸内環境の比率です。

 

善玉菌が優位な状態ですので、善玉菌と日和見菌を足した比率の90パーセントが「腸内の善玉菌の比率」です。

もちろん、より比率を上げる事が出来ますが、「腸内の悪玉菌」も身体にとって必要不可欠ですので、「ゼロパーセント」にする事は不可能です。

 

ゼロパーセントに近づけ過ぎるのもあまり良くありませんし、実際に出来るかどうかも分かりません。

腸内に腐敗化した便が放置されてしまった場合、日和見菌も悪玉菌に加勢した状態になります。

 

自然と悪玉菌の比率が上昇してしまいます。

善玉菌も同様にゼロパーセントになる事は有りませんが、悪玉菌が増殖する度に便秘は頑固になっていく一方ですし、腸内に人体にとって有毒なガスが蓄積してしまいます。

 

特に便秘がちで、おならが以前よりも臭いと感じた場合は注意が必要です。

おならが臭い原因は、主に悪玉菌が生成するガスと臭いの強い飲食物によるものです。

 

善玉菌が増殖する時に生成するガスは、基本的に臭いがしません。

 

悪玉菌が生成するガスは、

●酪酸

(腐敗した乳製品のような臭い)

●硫化水素

(腐敗した卵のような臭い)

●二酸化硫黄

(腐敗した肉のような臭い)

●二硫化炭素

(腐敗した肉のような臭い)

●アンモニア

(お手洗いのような臭い)

●ホスフィン

(生ゴミのような臭い)

●インドール

(便臭)

●スカドール

(便臭)

等です。

 

これらのガスは、「おなら」として排出されるだけでは無く、腸管から吸収され、血液中に溶け込み、身体中に浸透してしまう性質が有ります。

 

腸には、排便機能の他に、

●飲食物の消化吸収

●栄養の合成と代謝

●空気中や飲食物に含まれている有毒成分の解毒

●造血作用

●自己免疫機能

等が備わっていますが、これらの機能は、腸内の善玉菌が優位の状態で正常に働きます。

 

例えば、「自己免疫機能」は、腸内の「パイエル板」が特定の腸内の「善玉菌」に活性化させられる事によって正常に働きます。

便秘が続く時に、アレルギー反応が酷くなってしまうのは、この事が関係しています。

 

血液中に溶け込んだ有毒成分を解毒する為に「肝機能」の大部分は消費されてしまいます。

肌荒れの原因や自律神経の乱れにも関係してしまいますので、「悪循環」に陥ってしまいがちです。

 

死亡にも繋がる便秘、生活習慣が原因の場合も

もちろん、腸内の善玉菌が不足してしまっている事が原因の大半ですが、腹筋の低下や睡眠不足、ホルモンバランスや自律神経の乱れも原因としては多いです。

意外と水分摂取が少ないと言う事も忘れてしまいがちです。

 

普通かやや多め位の水分摂取では、肛門付近で固くなってしまった固い便秘に届く事は考えにくいです。

理由は、水分摂取後の水分の大部分は胃や小腸、小腸に繋がる上行結腸辺りまでで吸収し尽くしてしまう場合が殆どだからです。

 

肛門付近の固い便に水分を供給するには、上行結腸に続く横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸と言う非常に長い道のりが待っています。

ある程度バランスを意識した食事を3食食べた場合、平均して1リットル位の水分を食事に含まれている水分から摂取する事が出来ると言われています。

 

ですが、健康的な身体を維持する為には、あと2リットル近い水分を摂取する必要が有ります。

また、便秘になりにくい水分摂取を意識するのでしたら、食事中に水分を摂取するのが理想です。

 

「喉が乾いた状態」と言うのは、水分不足がある程度進んでいる証拠だと言われています。

食事中以外でも積極的に水分摂取した方が良いです。

 

ただ、ある程度デトックス効果が見込めるので身体には良いのですが、腸に水分を送る事を意識した場合、期待する程の効果を得る事が難しいのが正直な所です。

食事中以外に摂取した水分の殆どは、尿として体外に排出されてしまいますので、なかなか便秘解消には繋がらないと言う意見も有ります。

 

食事中にいつもよりも意識して水分摂取を行うのも良いですし、毎日の食事にスープや味噌汁等の汁物を足すのも効果的です。

 

どれ位便秘が続くと死亡する確率が上がる?

健康意識や美容意識の高い方でしたら、数日間程度の便秘でも不安になると思いますが、2日位出なくても健康的に何ら問題が無い方も居られます。

体質や健康状態によりますが、1〜2週間程度の便秘であれば死亡には繋がりにくいと思います。

 

ですが、便秘が2週間以上続くようでしたら、放置してしまった場合、死亡に繋がる可能性も有りますので、出来るだけ早く病院受診するようにした方が良いと思います。

時間の経過と共に便の水分含有率は下がりますし、腸内の悪玉菌は増えていく一方です。

 

食物繊維や乳酸菌、高純度オリゴ糖等を意識して摂る事も有効ですが、最悪死亡するかも知れないと不安な毎日を過ごす位なら病院受診が正解だと思います。

普段から下剤、下剤効果が強い便秘茶や健康茶、サプリメント等を常用している状態にも関わらず便秘が続くようでしたら、下剤の服用量を増やすと逆効果になりますので非常に危険です。

 

腸自体が弛緩してしまい、排便する機能自体が低下してしまっている可能性が高いので逆効果です。

 

便秘の死亡サインは体臭や口臭?

先程、便秘が続いてしまうと、腸内の悪玉菌から発生するガスが腸管から血液中に溶け込み、体内をくまなく巡ると説明させて頂きました。

 

口臭や体臭にまで影響してしまう事が有ります。

この状態が怖い事は、「自分の鼻は体臭に慣れてしまう事」です。

 

口臭に便臭が混じってしまう事は、消化器系が繋がっていますので想像し易いと思います。

体臭に便臭が混じってしまう理由は、便秘が続き、腸内に蓄積した人体にとって有害なガスを「おなら」として上手く排出出来なくなっている事が関係しています。

 

便秘が続くとニキビや肌荒れが目立つ理由は、自律神経の乱れやストレス、食事内容だけでは有りません。

身体が出来るだけ人体にとって有害な物質を排出する為に、汗や皮脂を利用しようとしてしまうからです。

 

便秘が数週間以上続き、明らかな便臭に近い口臭や体臭等を感じたり指摘された場合、最悪の場合、死亡にも繋がる可能性も有ります。

まずは、生活習慣や食事等から見直すようにした方が良いと思います。

 

直接的な死亡の原因

単純に長期化してしまった便秘で死亡してしまうケースは稀ですが、便秘が引き金となって様々な病気が発症してしまい、死亡に繋がったと言う事は多いです。

どちらかと言うと、便秘になりやすい体質の方は注意が必要です。

 

ストレスが蓄積し易いのであれば、自分に合った睡眠時間の確保やストレスの解消が必要になって来ますし、生活習慣や食事内容を見直す必要も出て来ると思います。

それと並行して、腸内の善玉菌を増やす事を実践した方が良いのですが、乳酸菌やビフィズス菌、食物繊維を摂取する場合は、健康食品やサプリメントでは無く、大豆や根菜、野菜や海藻、発酵食品から摂取するのが望ましいです。

 

便秘で悩む方の多くは、乳酸菌やビフィズス菌、食物繊維等のサプリメントや健康食品を摂取してもそこまで期待する程の効果を得る事が出来なかったと思いますが、理由が有ります。

乳酸菌やビフィズス菌を構成しているのは、タンパク質ですので、胃酸に分解されてしまいます。

 

他の細菌やウイルスよりも繊細ですので、その人の腸内で定着していない場合は、腸内で繁殖する事が出来ません。

ただ、身体に良い事は確かですので、発酵食品として摂取するのが良く、便秘解消目的としてのみ使用するのは、あまり効率的だとは思えません。

 

食物繊維の場合は、健康食品やサプリメントでは量が少過ぎますし、水溶性と脂溶性のバランスを考える必要も出て来てしまいますので、あくまで普段の食事の補助として使用するべきです。

それに、普段の職位から野菜や根菜、食物繊維を意識しているのであれば、わざわざ食物繊維を別途購入するのは、あまり賢い選択とも考えにくいと思います。

 

もし宜しければ、「便秘薬が原因で、気がついたら下剤依存になる理由」の記事も参考にして頂けると幸いです。

 

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