薬の副作用で便秘になる「薬剤性便秘」を改善する為には? | 便秘解消情報局

薬の副作用で便秘になる「薬剤性便秘」を改善する為には?

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薬の副作用で便秘になる「薬剤性便秘」を改善する為には?

便秘の原因は様々ですが、同じ生活をしている筈なのに、便秘になってしまう場合が有ると思います。

特に薬の副作用が原因で起きてしまう場合は、気付きにくいと思います。

 

病院で処方される薬の種類によっては、副作用で便秘が起きてしまう場合が有り、「薬剤性便秘」と呼ばれる状態です。

薬の副作用が原因で起こる便秘ですので、基本的に健康上の問題は有りません。

 

ですが、便秘を放置する事自体が健康にはあまり良く有りませんので、可能であれば、担当の医師に相談するのが1番です。

皆様こんにちは。ご覧頂き感謝します。便秘解消情報局です。

 

副作用であったとしても、便秘である事には変わりありません。

病気によっては、比較的長期間に渡って服薬する必要が有ると言う方も多く、不安に思う方も多いと思います。

 

便秘は放置してしまった場合、肌コンディションの悪化やイライラだけでは無く、切れ痔や腸管の損傷から、大腸ポリープや大腸がん等に繋がってしまう可能性も有ります。

最悪の場合、死亡に繋がる病気を発症してしまうリスクが上がってしまう可能性も有りますので、不安な場合、出来るだけ早く病院に相談するのが1番確実です。

 

副作用で便秘が起こる可能性の有る薬

服薬しているからと言って、必ず副作用が起きてしまうと言う事はありませんが、「咳止め」「向精神薬」「抗パーキンソン」「降圧剤」「鎮痙剤」「抗がん剤」「抗生物質」「不整脈用剤」「抗うつ剤」「貧血剤」「抗てんかん薬」を処方されている場合、便秘になる場合が有ると報告されています。

 

咳止め薬の副作用で便秘になる場合

●「リン酸コデイン」

●「リン酸ジヒドロコデイン」

 

「リン酸コデイン」「リン酸ジヒドロコデイン」は、咳が出る原因である「延髄」への刺激を軽減させる事が出来る成分です。

通常、延髄は自律神経によってコントロールされています。

 

喉や気管支に刺激が伝わった時に反応する働きが有ります。

特に、風邪の菌や異物等が喉に侵入した際の刺激が大きく、大きくなるにつれて抑える事が出来なくなります。

 

「リン酸コデイン」や「リン酸ジヒドロコデイン」の働きによって、延髄の反応を鈍化させてしまうのが目的です。

ただ、自律神経に働きかけますので、直接繋がっている腸の蠕動運動にも影響を与えてしまう場合が有ります。

 

結果的に腸の蠕動運動が鈍化してしまいますので、腸をスムーズに動かす事が出来なくなり、便秘になってしまう事が有ります。

 

向精神薬の副作用で便秘になる場合

自律神経に働きかけますので、腸の蠕動運動が不活性化してしまう場合と活性化してしまう場合が有ります。

特に「抗コリン作用」が強い薬を処方された場合、頑固な便秘になり易いと言われています。

 

「抗コリン作用」が強いと便秘になり易い理由は、「アセチルコリン」と呼ばれる脳内伝達物質を下げる事を目的として使用されているからです。

「アセチルコリン」は、副交感神経へ働きかけますが、「抗コリン作用」が強い薬は、副交感神経の働きを鈍化させてしまいますので、便秘になり易いです。

 

副交感神経は、睡眠中やリラックス時に活性化させる働きが有り、腸の蠕動運動を活性化させる働きが有ります。

 

抗パーキンソン薬の副作用で便秘になる場合

パーキンソン病を発症してしまった場合、筋肉の減少や運動不足が起こりやすく、便秘や排尿障害が起きてしまい易いです。

治療は、薬による長期治療が基本ですが、「抗コリン作用」が強い薬や「L−ドパ」等の交感神経系に作用する薬が処方される事も多いです。

 

「L−ドパ」は、「ドーパミン」の前駆物質です。

パーキンソン病を発症してしまった時に不足してしまいがちな、「ドーパミン」を補う事を目的として処方される薬です。

 

降圧剤の副作用で便秘になる場合

●「カルシウム拮抗剤」

血管を拡張し、血圧を下げる事が目的で処方される薬です。

 

動脈の壁部分は、「平滑筋細胞」で構成されていて、平滑筋細胞内にカルシウムイオンが働きかける事によって収縮しています。

「カルシウム拮抗剤」は、カルシウムイオンの働きを抑えますので、「平滑筋」の働き自体が低下します。

 

同時に、腸周辺の筋肉の「平滑筋」にも働きかけてしまう事によって、腸の蠕動運動が低下してしまい、腸の働きが乱れ、便秘になる事が有ります。

 

マクロライド系抗生物質製剤の副作用で便秘になる場合

腸内細菌や風邪のウイルスを含め、細菌は、タンパク質から構成されています。

「マクロライド系抗生物質製剤」は、細菌のタンパク質の合成を妨げる働きが有ります。

 

腸内の善玉菌も殺菌してしまいますので、便秘になる場合が有ります。

 

鎮痙剤(痛み止め)の副作用で便秘になる場合

●「ロートエキス」

●「臭化プロパンテリン」

●「臭化チメピジウム」

●「臭化メチルべナクチジウム」

●「塩酸ジサイクロミン」

等は、副作用として便秘が起きてしまう場合も有ります。

 

抗がん剤の副作用で便秘になる場合

「オピオイド鎮痛薬」や「抗がん剤治療薬」が使用される事が多く、「モルヒネ」等が有名です。

鎮痛薬ですので、進行してしまった「ガン」の痛みを和らげてくれる反面、小腸に働きかけてしまう性質が有ります。

 

運動自体を低下させてしまったり、腸液の分泌量を低下させてしまう場合が有ります。

一方の「抗がん剤治療薬」は、自律神経やホルモンバランスに影響を与えてしまう場合が有ります。

 

腸の蠕動運動を下げ、便秘を引き起こしてしまう場合が有ります。

 

不整脈用剤・抗うつ剤の副作用で便秘になる場合

●「テトラミド」

●「パキシル」

●「ルボックス」

●「リスパダール」

●「リコタン」

●「ロドピン」

●「セロクエル」

●「エビリファイ」

 

「抗コリン作用」が強い種類や副作用として「不眠」「精神の不調」が出てしまう種類が有ります。

便秘を引き起こしてしまう場合が有ります。

 

貧血剤の副作用で便秘になる場合

病院から処方されたのであれば、基本的に副作用は起こりにくいと言われています。

自分で「鉄剤薬」では無く、「鉄のサプリメント」を購入されている場合、便秘が起こる場合が有ります。

 

サプリメントコーナーやインターネット通販等で、「鉄」を購入される場合、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」が有ると思います。

体質によっては、「非ヘム鉄」を摂取した場合、便秘になる場合が有りますので、「ヘム鉄」に変更した方が良いと思います。

 

ただ、「ヘム鉄」を摂取した場合も便秘になる方が居られますので、毎日の食事等を少し工夫した方が良いと思います。

 

抗てんかん薬の副作用で便秘になる場合

処方して頂く全ての種類が副作用で便秘になる訳ではありませんが、消化器系の機能が鈍化してしまう種類も有りますので、腸の機能も鈍化してしまう場合も有ります。

上記の物が代表的ですが、もちろん、他にも多数あります。

 

副作用で便秘が起こる原因として多いもの

実際に処方された薬を直接「◯◯(薬名) 副作用 便秘」と検索するのが1番なのかも知れません。

副作用として便秘が出てしまう場合を見た場合、

 

①神経系に影響が出てしまう。

②消化器系の機能自体を下げてしまう。

 

この2種類が原因としては多いです。

腸は、蠕動運動と呼ばれる機能によって、排便出来ています。

 

蠕動運動は、神経からの刺激によって周辺の筋肉を上手く動かしながら、肛門近くまで便を運びます。

ですが、薬の種類によっては、腸を含む消化器系の機能自体も鈍化させてしまったり、蠕動運動を刺激する神経も鈍化させてしまう場合が有り、便秘の原因になってしまいがちです。

 

副作用で便秘になった時は、担当の方に相談

もちろん、薬を処方している医師は、副作用の事も把握しています。

相談すれば、下剤を処方して頂ける場合が多いと思います。

 

ですが、下剤はあまり身体に良く無い事も把握されていますので、「普段から繊維質を意識した食事を心掛けて下さい」と言われるだけで終わる場合も多いはと思います。

この時、ご立腹されてしまったり、冷たい医師だと思われてしまう方も居られると思いますが、これが、1番理想的な解決法ですので、是非実践してみて下さい。

 

便が硬すぎると排便しにくくなる一方ですので、食事も大切です。

もし、可能であれば、適度な運動と自分に合った睡眠時間を確保する事、水分摂取量を増やす事も大切です。

 

副作用で便秘になる薬の多くは、身体機能にまで影響が出てしまっている病気に処方される事が多く、運動機能や筋肉が落ちてしまい易いです。

また、「お手洗いが近くなると大変」だと言う意見も多く、水分摂取量を控えてしまう方も多いのが実際ですが、便秘だけでは無く、健康的にも良くありません。

 

食事以外に1日2リットルを目標とすると良いと思います。

 

薬の副作用で便秘が起きてしまった場合

薬の副作用で便秘が起きてしまった場合に、改善策として病院から処方される事が多いのは、「緩下剤(下剤)」だと思います。

比較的穏やかに作用していく薬が多く、副作用が無い程度の物が殆どです。

 

仮に担当の医師に相談したとしても、「普段の食事から乳酸菌等の発酵食品や食物繊維、オリゴ糖等を摂取して下さい」と提案して頂ける事も有ると思います。

ですが、普段の食事から腸内環境の正常化に必要な量を摂取し続けるのは、意外と難しいと思います。

 

便秘が続いたままでしたら、便が硬くなってしまう一方です。

思うように排便出来ない事もストレスに繋がりますし、健康的にも決して良くは有りません。

 

この時に注意しておきたい事は、独断で下剤を強いタイプに変更してしまっていたり、センナやゴールデンキャンドル(キャンドルブッシュ)等の強い下剤効果が期待出来る成分を摂取してしまう事です。

これらの成分には、「アントラキノン」や「ジフェニルメタン」のように、腸を刺激してしまう成分が含まれている事が多いです。

 

腸には刺激耐性が有りますので、腸の蠕動運動等の機能自体が低下してしまい、便秘がより悪化してしまう可能性が高くなってしまいます。

どうしても下剤が必要な場合は、「酸化マグネシウム」を使用した下剤か「浣腸」を使用するのが望ましいと思います。

 

(参考「酸化マグネシウムは便秘に良くて安全?その考えは怖いです」)

もちろん、食生活の改善の方が重要ですが、医師に必要だと判断して頂いた上で下剤を使用しつつ、「乳酸菌」「食物繊維」「高純度オリゴ糖」を使用し、自然に便を柔らかくする事によって、排便しやすくしていく事が一番大切ですし、近道です。

 

一生懸命いきんでも出なさそうであっても、便座に2・3分座ってみる事も大切です。

理由は、蠕動運動を「習慣化」する事と周辺の筋肉を強化する為です。

 

「どうせ出ない」ではなく、「便が出口まで来ている」のを意識してみる事も有効です。

ただ、薬の副作用による便秘は、水分補給や運動を続けても排便出来ない場合も有ります。

 

副作用による便秘を改善するには、病院で処方された緩下剤とともに、普段の食事を意識し、並行して発酵食品の乳酸菌や食物繊維、オリゴ糖で本来の腸内環境に戻していくことが有効的です。

もちろん、自分に合った睡眠時間を確保する事や軽い運動を取り入れる事、ストレスを上手く解消していく事も大切です。

 

より、快適に治療を継続していきましょう。

もし、便秘薬に頼りがちな生活が続いている場合、「便秘薬が原因で、気がついたら下剤依存になる理由」の記事も参考にしてみて下さい。

 

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