コロコロ便が続く時に絶対にやっては駄目な事を具体的な改善案

コロコロ便が続く時って、何となく恥ずかしくて誰にも相談出来ないと言う方も多いと思います。
自分的には、食生活に注意してちゃんと食事を摂っているし、生活リズムもそんなに悪く無い筈なのに、便意が有っても、「うさぎのうんち」みたいな便しか出ないと言う状況が続きます。
どう考えても食事と便の量が合わないし、お腹にガスが溜まってばかりで排出されず、吐き気や腹部の違和感、腹部の張りばかりが気になってくると思います。
皆様こんにちは。ご覧頂き感謝します。便秘解消情報局です。
特に吐き気や嘔吐が有ったり、腹痛が無い場合、健康的な腸内環境を意識した生活を意識するだけでも違うと言われています。
ですが、実際はそこまで変化が無いままで、何がどう悪くてどうすれば良いのかも分からないのが正直な所だと言う方も多いと思います。
ただ、コロコロ便が続く状況を放置してしまった場合、肌荒れや体調不良、アレルギー症状の悪化や食欲不振、精神的なイライラだけでは無く、大腸ポリープや大腸がん、潰瘍性大腸炎を発症してしまうリスクが上昇してしまいます。
コロコロ便が続く原因
最近では、「宿便」や「滞留便」と似たようなニュアンスで解釈されている場合も多いと思います。
原因の大半は、腸内の善玉菌と水分摂取量が不足している事です。
次に、
●環境の変化や仕事等のストレスによって自律神経が乱れてしまった。
●健康的では無い間違ったダイエット方法の実践。
●運動不足
●睡眠不足
等が原因で、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が低下してしまっている場合が有ります。
蠕動運動は、筋肉等を使って腸を上手く動かし、便を肛門付近まで運ぶ機能の一つで、交感神経や副交感神経等の自律神経と繋がっています。
ストレスを受けた時や運動時に交感神経は優位になり、腸の蠕動運動自体は不活性化した状態です。
逆に活性化する時は、リラックスや睡眠時で、副交感神経が優位になっている状況です。
ストレスが長く続く時は、便秘になり易いと思いますが、この事が大きく関係しています。
特に睡眠中は、副交感神経によって便が活発に生成されている時間帯です。
便が生成されている全体の時間の殆どは、睡眠中に行われています。
当然、睡眠時間が短いと腸の蠕動運動が活性化して便が生成される時間も短くなってしまいますので、便秘になる可能性が高いです。
慢性化してしまった結果、コロコロ便が続く状況に陥ってしまいがちです。
また、ストレス等が原因で自律神経が乱れ、過敏性腸症候群の便秘型や混合型を発症してしまう場合も有ります。
腹筋の低下は、毎日運動する事が理想だとは言われていますが、なかなか時間が無いと言う方が大半だと思います。
普段から姿勢を良くしたり、「背もたれ」等にもたれかかる癖を減らしたり、軽く腹筋を使うように意識するだけでも違うと思います。
ちなみに、コロコロと硬くなる原因は、大腸に便の水分が吸収されてしまうからです。
理想的な便は、バナナ状だと言う事は有名な話かも知れません。
便の色は、主に「胆汁」の状態によって左右されるのですが、黒っぽくなる理由は、腸内に長時間滞在してしまっている事が原因で、酸化が進んでしまっていると言う事を意味します。
コロコロ便が小さい時なら良いのですが、比較的大きい時は、無理に排便しようとすると肛門付近を傷付け、出血してしまう場合も有りますので、ゆっくりといきむ必要があります。
コロコロ便が続く時に病院やクリニックを受診するのは正解?
内服薬として、下剤や整腸剤を処方して頂いたり、受診時に医師から浣腸を渡され、そのままトイレに行き、浣腸を使用して排便出来るかどうかを判断する場合も有ります。
もちろん、腸内の善玉菌や水分摂取量を増やしたり、運動やストレス等に心当たりが無い場合は、何よりも確実なのは言うまでも無いと思います。
ですが、コロコロ便が続く原因を改善しない限り、数日から数週間後には、同じ状況になってしまう可能性が高いです。
腸内洗浄等のクリニックやコーヒーエネマ等も話題になる事が有ります。
その時は良いのかも知れませんが、やはり、同じような結果になってしまいがちです。
病院から処方される下剤は、刺激性下剤か塩類下剤を処方して頂く事が一般的です。
刺激性下剤の主成分は、「ビサコジル」や「センノシド」と呼ばれる成分です。
腸管から吸収される時に腸を刺激し、蠕動運動を強制的に活性化させる事が目的です。
塩類下剤の主成分は、「酸化マグネシウム」が主で、腸管内に水分を集めて便を柔らかくする事が目的です。
(参考「酸化マグネシウムは便秘に良くて安全?その考えは怖いです」)
薬局やインターネット通販サイト等で薬剤師の相談無しに簡単に購入出来る場合も多い反面、乱用や依存等のトラブルが起きてしまいがちです。
特に刺激性下剤の場合は、腸に刺激への大切が出来てしまい、同量では効果が無くなって来てしまうと言った特徴が有ります。
耐性が出来てしまった腸は、蠕動運動自体も低下してしまい、自然排便する事が難しくなってしまいます。
腸が弛緩していますので、常用してしまいがちです。
この状態の事を「弛緩性便秘」とも呼びます。
全ての下剤に共通している事は、根本的な意味でコロコロ便が続く状況を改善する事は出来ないと言う事です。
どうしても、自分ではどうにもならない時に服薬するのであれば良いと思います。
ただ、腸内環境や生活習慣等を改善しない限り、状況が改善される事は有りません。(参考「便秘薬が原因で、気がついたら下剤依存になる理由」)
コロコロ便が続く時に腸内で起きている事
腸内の蠕動運動が低下してしまっていたり、腸内の善玉菌や水分摂取量が不足してしまう事が原因でコロコロ便が続くと言った状況が起こりがちです。
善玉菌が不足や便が長期間滞留し、腐敗化が進んでしまった場合、悪玉菌が爆発的に増殖してしまいます。
悪玉菌は増殖する時、
●酪酸
●硫化水素
●二酸化硫黄
●二硫化炭素
●アンモニア
●ホスフィン
●インドール
●スカドール
等の人体にとって有毒 なガスを放出し続けます。
これらはおならが匂いの原因になる成分です。
時間の経過と共に腸管から吸収されて血液中に溶け込み、身体全身を巡ってしまいますので、注意が必要です。
血液中に溶け込んだ有害なガスは、肝臓等で処理されます。
ですが、機能の大部分を使用してしまいますので、体液濾過等の他の機能が低下し、原因不明の体調不良や精神的な不調等を引き起こしてしまいがちです。
また、この頃になると、体臭や口臭にまで悪影響が出てしまいます。
腸内に備わっている
●食物の消化吸収
●ビタミン等の栄養成分の合成や代謝
●食事や大気中に含まれている有毒物質の解毒
●造血作用や自己免疫機能
等の各種機能も低下してしまいます。
自己免疫機能に関しては、花粉症等のアレルギー症状で悩んでいる人の30パーセント以上は、便秘で悩んでいると言う面白い研究結果も存在している位です。
コロコロ便が続く時、乳酸菌やビフィズス菌、食物繊維は効果的?
「お腹すっきり系サプリメント」等の主成分は、乳酸菌やビフィズス菌、食物繊維系が大半だと思います。
ですが、そこまで期待するような効果を得る事が出来なかったと思います。
元々、乳酸菌やビフィズス菌は、他のウイルスと比較すると繁殖力が弱く、人間の腸内で繁殖する事は出来ません。
更に、菌の主成分はタンパク質ですので、胃酸に分解されてアミノ酸に変化してしまいます。
食物繊維は、大豆や根菜、海藻等にも多く含まれていますが、水溶性と不溶性に分かれ、どちらもバランス良く摂取する事が理想的です。
あまり極端な摂り方をしてしまった場合、人間では処理出来ない成分ですので、コロコロ便が悪化してしまう場合も有ります。
極端な話、コロコロ便が続くからと言って、海藻やこんにゃく、ワカメばかりを続けて摂取したとしても、便通が良くなる時と変わらない時が出て来てしまいます。
状況が悪化する場合も出て来てしまいますので、色々な野菜からバランス良く摂取するのが1番です。
乳酸菌・ビフィズス菌、食物繊維に共通して言える事は、毎日の食事から摂取するのが1番良く、サプリメントや健康食品を摂っているから大丈夫だと過信しない事です。
それよりも、適度にバランスを考えた食事、自分に合った睡眠時間の確保、適度な運動、水分摂取を増やす事、ストレスを溜め込まない事の方が大切です。
もし宜しければ、「便秘+コロコロ便で悩んでいる人へ【解消法】」の記事も参考にしてみて下さい。
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