お腹痛い!気持ち悪いと吐き気が同時に来る

お腹が痛いと感じ、気持ち悪い感じや吐き気がする場合、
●食あたり・食中毒
●ウイルス感染によるもの
●膵炎(すいえん)
●虫垂炎(ちゅうすいえん)
●便秘
●生活習慣
●飲酒
等が原因としては多いです。
また、「腹膜炎」を発症している可能性も有りますが、正確に診断する事が難しい場合も有るらしく、誤診が原因で状況が悪化してしまったと言うケースも聞きます。
皆様こんにちは。ご覧頂き感謝します。便秘解消情報局です。
もちろん、状況によって異なりますが、必要性が有るから「腹痛」「嘔吐感」と言った症状が起こります。
「下痢止め」や「酔い止め」等の薬の服薬は、逆効果になる場合も有りますので、注意が必要です。
この時、自己判断で下痢止めを使用してしまう事は、非常に危険です。
定期的に集団食中毒の事故が起きてしまいますので、ご存知の方も多いとは思います。
特に食中毒やウイルス感染が原因の場合、その時に体外に排出出来ていれば、大事には至らなかったと言う状況が多いからです。
目次
食中毒・食あたり・ウイルスとお腹痛い等の症状
「食中毒・食あたり」は、対象となる食品を摂取した後、数時間から数日位に、お腹が痛い、気持ち悪い、吐き気等が起きてしまう状態です。
食事後数時間程度で異変を感じ、「食中毒だ!」と救急車を呼んでしまう方も多いと思います。
ですが、「潜伏期間」が有りますので、食あたり等から疑った方が良いと思います。
代表的な食中毒菌は、
●カンピロバクター
(2〜7日)
●サルモネラ菌
(5〜72時間)
●病原性大腸菌0157
(4〜14日)
●リステリア菌
(3〜4時間)
●腸炎ビブリオ
(10〜24時間)
●ウェルシュ菌
(6〜18時間)
●ノロウイルス
(1〜2日)
●黄色ブドウ球菌
(3〜5時間)
●ボツリヌス菌
(8〜36時間)
●セレウス菌
(8〜16時間)
等です。
感染してしまった場合は、出来るだけ早い病院受診が必要な場合が多いです。
繰り返しますが、身体は積極的に腹痛や嘔吐感等で体外に排出しようとしていますので、薬等で止めないようにする必要が有ります。
また、上記の食中毒菌は、感染型と毒素型に分かる事が出来ます。
感染型の代表は、
●カンピロバクター
(動物・鶏肉・サラダ)
●サルモネラ菌
(卵・鶏豚牛の腸管・汚染水)
●病原性大腸菌0157
(糞尿・動物)
●リステリア菌
(糞便・汚染食品)
●腸炎ビブリオ
(魚介類全般)
●ウェルシュ菌
(肉・汚染野菜)
●ノロウイルス
(吐瀉物・糞便)
等です。
腸管内等でウイルス自体が感染し増殖する事によって発症します。
一方、毒素型の代表は、
●黄色ブドウ球菌
(傷口・加工食品)
●ボツリヌス菌
(缶詰)
●セレウス菌
(汚染農作物)
等です。
増殖したウイルスが生成する毒素が原因で発症すると言った違いが有ります。
膵炎と気持ち悪い・吐き気等の症状
膵炎を発症してしまう臓器は、「膵臓」です。
食物や飲み物等を消化・吸収する為の「消化分解酵素」を生成する臓器です。
この酵素の事を「膵酵素」と呼びます。
「膵酵素」は、飲酒等のアルコールの摂取によって、「膵臓」自体を「分解」してしまう場合も有ります。
他には、原因不明の場合も有りますし、「胆石」が原因の場合によっても発祥する場合もあります。
「上腹部分」及び「上腹部左上部分」に痛みが生じる事が多いです。
明らかに「二日酔い」とは違った「気持ち悪い」「吐き気」等の症状が出てしまう場合もあります。
食後数時間程度で初期症状が出る事が多く、脂肪分の多い食品やアルコール等を摂取した場合に発症しやすいと言われています。
痛みの他にも、嘔吐感や嘔吐、発熱、お腹の張り、食欲減退等の症状が出てしまう場合も有ります。
虫垂炎でお腹が痛いと感じる場合
糞石や異物等の侵入がきっかけとなり、閉塞が起き、「虫垂」の一部が「化膿」し、炎症が起きてしまう事が原因で起きてしまう病気です。
「虫垂炎」と呼ぶよりは、「盲腸」と呼んだ方が聞き慣れていると言う方も居られると思います。
「虫垂」の場所は、右足の付け根より少し上の部分に位置します。
「右下腹部痛」が起きてしまい易いです。
「腹痛」と「嘔吐感」だけでは無く、炎症によって「発熱」してしまう場合もあり、その発熱度合いによって病名や状況が変わる場合もあります。
風膜炎等の合併症を起こす場合も有ります。
あまりに強い痛みや異常を感じた場合、出来るだけ早く病院受診した方が良いと思います。
「気持ち悪い」や「吐き気」だけが残る場合
お腹が痛い等の腹痛に関する症状と嘔吐感に関する症状が同時進行で起きてしまう場合が有ります。
通常、嘔吐感等を感じてしまうのは、「嘔吐反射神経」と呼ばれる神経が乱れてしまった事が原因だと言われています。
「嘔吐反射神経」は、胃や腸等の消火器系が、生活習慣やストレス等の様々な原因によって機能の低下、もしくは、異常が出てしまう事によって乱れてしまうと言われています。
車や船等の酔い、薬の副作用等でも簡単に乱れてしまいますし、腸や胃は、その構造上、生活習慣や食事、ストレス等に敏感に反応してしまいます。
ですが、お腹が痛い事と、気持ち悪い、吐き気がする等の嘔吐感が、食当たり、食中毒、ウイルス、膵炎、虫垂炎、便秘、生活習慣以外の病気によって引き起こされてしまっている場合も有ります。
お腹が痛い、気持ち悪い、吐き気が症状の病気
気持ち悪い、吐き気等の症状が続く場合、
●便秘
●ホルモンバランスの崩れ
●ストレス
が原因として多いのですが、何らかの病気を発症してしまっている可能性も有ります。
例えば、
●胃炎
●胃癌
●胃潰瘍
等の胃を中心とした病気以外にも、
●十二指腸潰瘍
●腹膜炎
●急性肝炎
●胆石症
●胆嚢炎
●尿路結石症
等を発症してしまっている可能性も有ります。
便秘でお腹痛い、気持ち悪いし吐き気が続く場合
便秘が長期化してしまった場合、排便出来ない状況が続きますので、食事が上手く排出出来ず、気持ち悪いし吐き気が続く場合が有ります。
状況によっては、便が逆流してしまい、嘔吐してしまう場合も有ります。
時間の経過と共に、腸内の便は、腐敗化が進んでいく一方ですので、悪玉菌の比率が高くなり、状況は悪化する一方です。
便秘の原因は、腸内の善玉菌が不足してしまっている事と水分摂取量が大きく関係しています。
まずは、腸内の善玉菌を増やす事を優先させると良いと思います。
この時、乳酸菌やビフィズス菌、食物繊維に関連するサプリメントや健康食品を購入される方が多いと思いますが、ある程度バランスを意識した食事の方が良いです。
本来、サプリメントや健康食品は、補助的な役割で効果を発揮する物です。
食事内容もそこまで難しい物では無く、大豆等の豆類、ワカメ等の海藻類、小松菜等の繊維質の多い野菜、ブナシメジ等の茸類を意識して摂取するだけで大きく変わります。
話しは戻り、水分摂取量に関しては、食事に含まれている水分を計算に入れた状態で、1日3リットル位と言うのが理想だと言われています。
水分だけを摂取しても尿量が増えるだけで効率が悪い場合が多いので、食事中に摂るのが便秘には良いです。
もちろん、食事中以外でも水分を摂取すれば、その分、尿と一緒に老廃物を沢山排出する事が出来ます。
喉が乾く前に水分摂取する癖を付けた方が良いのですが、冷たい飲み物ばかりを摂取してしまうと、臓器が冷えて機能が低下してしまい、便秘の直接的な原因になってしまう可能性が有ります。
これらと並行して、自分に合った睡眠時間を確保し、適度な運動、ストレスを溜め込みすぎない工夫を継続して行う事が大切です。
もし、お腹の下部分が痛い場合、「下腹部痛が起きた時に疑うべき病気と緊急性【必読】」の記事も参考にしてみて下さい。
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