便秘と下痢の繰り返しが続くのは過敏性腸症候群なの?

排便や便意が有ったとしても、小さくてコロコロとした便がいくつか出るだけの便秘が続く事で悩まれている方は多いと思います。
便秘が何日も続いた後に、突然下痢になる。
あるいは、便秘が周期的に来た後に、必ずと言って良い程、強烈な下痢を起こす事が有ります。
この場合は「けいれん性便秘」を引き起こしてしまっている可能性が有り、最悪、「過敏性腸症候群便秘型」を発症してしまっている可能性が高いです。
けいれん性便秘や過敏性腸症候群便秘型について
「過敏性腸症候群便秘型」で「けいれん性便秘」を引き起こしてしまっている原因は、強いストレスに腸が過敏に反応してしまう事によって、腸のぜんどう運動が大きく低下してしまう事です。
何日も便秘が続いた後、腹痛と下痢が起こる事が繰り返されてしまいます。
腸の運動が止まる事によって、便が排便されずに何日も便秘が続いてしまい、排便が有っても、いくつかのコロコロ便が排出される程度で終わり、大量とも言える「オナラ」で悩まされる事も有ります。
比較的緊張感がほぐれやすい週末等に腹痛が起こり易いです。
何故か週末に限って、何度もトイレに駆け込む位の下痢が続き、臭いの強いドロドロの便が出て一度は収まります。
そういう便秘と下痢を繰り返してしまうのが「けいれん性便秘」の特徴です。
けいれん性便秘が起きてしまい易い方
比較的性格的に「イヤと言えない」真面目な方に多く、そう言った方は「過敏性腸症候群」を発症させてしまい易いです。
気疲れの緊張を緩和できるリラックスが何よりの薬です。
この「過敏性腸症候群」は全般的に身体からのサインとも言われています。
身体も心もいたわってあげる事が大切です。
また、何日も続いてしまったり、慢性化した便秘を放置してしまうと「大腸ガン」等の生活習慣病も発症してしまう可能性が高くなるので注意が必要です。
ストレス等が蓄積している事で起こる病気ですので、自律神経や精神系の大病を患う可能性も高くなります。
是非、現在の生活習慣も見直してみて下さい。
「過敏性腸症候群の便秘型」の方がやってはいけない事
1,「アントラキノン系」
「フェノールフタレイン系」
「ジフェニルメタン系」
上記の峻下剤を使用する事は、危険ですので必ず避けて下さい。
過敏性腸症候群の便秘型の場合は、腸が過敏になっているので、これ以上刺激を与える事は危険です。
腸を刺激する事によって排便を促す働きのある下剤は、服用出来ません。
何日も何日も便秘が続く事によって失われた善玉菌を増やす事が目的でしたら、「乳酸菌」「水溶性食物繊維」「高純度のオリゴ糖」で少しでも早く、腸内環境を整えることで「過敏性腸症候群」による便秘を改善する事が一番効率的です。
2,比較的固い不溶性食物繊維
一般的に不溶性食物繊維は「セルロース系」「リグニン系」「ヘミセルロース系」が主に含まれている食品です。
具体的な食品例を挙げさせて頂きますと、「ふすま粉」「穀類・雑穀類」「豆類」「根菜類」「一部の固い葉物類」等です。
腸への刺激があるので「過敏性腸症候群」を発症させてしまった方は、摂取量を減らし、水溶性食物繊維の割合を多く摂取するようにします。
水溶性食物繊維なら腸でゼリー状になりコロコロ便に水分を与えます。
水溶性食物繊維は「ガム質」「ペクチン」「ヘミセルロース」が主に含まれている食物繊維です。
「オオバコ」「柑橘系」「果物」「海藻」簡単に煮崩れる位柔らかくなる「根菜類」に多く含まれている事が多いです。
3,「早食い」傾向の有る方は注意が必要
仕事や勉学の為とは言え、「過敏性腸症候群」を発症する位、ストレスが蓄積された状態だと、胃や腸の機能は低下しています。
その状態で「早食い」をしてしまいがちな食事をしてしまうと、胃腸の消化吸収は十分に行う事が出来ません。
4,1日の水分摂取が3L以下
もし、食事に含まれている水分を含め、1日の水分摂取量が3L以下と言う場合は、水分摂取量をこれまで以上に摂取する事が大切です。
ですが、口当たりが良いと言われている「冷た過ぎる飲み物」「熱過ぎる食べ物」等は温度変化で急激なショックを胃腸に与えてしまいますので、出来るだけ控えて下さい。
5,胃や腸を刺激する食品
胡椒や唐辛子等の刺激物、ピーナッツ、くるみ等のようなナッツ類等のように硬すぎて消化の悪い食品、脂っこい肉、揚げ物等は「過敏性腸症候群」をより悪化させ、深刻化させてしまう可能性が高いです。
完治出来れば食べる事が出来ますので、症状が緩和してからにした方が良いです。
6,過度の飲酒・炭酸等
アルコール、カフェイン、冷たいビール等の炭酸飲料も刺激物なので出来るだけ減らした方が良いです。
健康体と言われている状態で1日20gまでのアルコール摂取が理想的だと、「厚生労働省」も提案しています。
もちろん、アルコールを摂取しない方が良く、もし摂取するのなら、1日20gまでにしなさいと言う事です。
この場合のg(グラム)はアルコールの%(パーセンテージ)に相当する物ですので、飲酒される方でしたら、何となくイメージし易いと思います。
炭酸等も低下した胃や腸に刺激を与え過ぎてしまう場合が多いので注意が必要です。
「過敏性腸症候群の便秘型」を根本的に腸内環境から整えて、美味しく飲みましょう。
7,喫煙
喫煙とタバコの関連性については、なかなかイメージしにくいと思いますが、喫煙時に「ニコチン」を摂取する事によって、血管は収縮します。
特に胃や腸には多くの血管が存在していまい、腸内環境は低下し、胃は荒れやすいです。
それに、「自律神経」が正常な働きが出来ないようにしてしまいます。
特に過敏性腸症候群は「自律神経」にも関係していますので、良くは有りません。
過敏性腸症候群を改善させる為に
過敏性腸症候群は精神的なトラブルが大きく関係してします。
ですが、腸内の善玉菌を増やす事によって、便秘や下痢を改善し、過敏性腸症候群の症状を緩和したり、改善する事は可能です。
この時に有効的なのは「乳酸菌」「水溶性食物繊維」「高純度オリゴ糖」です。
純度との関連性については、「高純度オリゴ糖で無いと何故駄目なのか?」の記事も参考にして頂けると幸いです。
◯ 乳酸菌
ヨーグルト等の発酵食品に多く含まれています。
腸内環境によって効果が有る乳酸菌は違いますので、沢山の種類の乳酸菌を試す必要が有ります。
また、消化液や善玉菌によって攻撃されますし、腸内でも最長4日程度しか生き延びませんが、摂取した乳酸菌は死滅しても便秘解消出来ます。
◯ 水溶性食物繊維
記事中盤でも触れましたが、脂溶性食物繊維を減らし、水溶性食物繊維を意識して摂る事は大切です。
過敏性腸症候群の改善にはある程度以上の時間が必要ですが、長い目で腸内環境を良くする事が可能です。
◯ 高純度オリゴ糖
高純度オリゴ糖は腸内の善玉菌の直接的な栄養になりますので、乳酸菌や食物繊維よりも効率的に善玉菌を増やす事が可能です。
この時に注意して頂きたいのが、シロップ状や単種のオリゴ糖を配合した食品では、あまり意味が内事です。
理由は、シロップタイプはオリゴ糖含有量が少な過ぎてあまり意味が無い事、単種のオリゴ糖では腸内環境によっては効かない事です。
この場合に有効的なのは「EOS理論」に基いて30種類以上の高純度オリゴ糖が配合された「カイテキオリゴ」です。
どのような腸内環境に対しても、最も適切な高純度オリゴ糖を、善玉菌に摂取させる事が可能です。
粉末状なので、忙しい人でも毎日摂取する事が出来ます。
日々の生活の中で確実に善玉菌を増やし、体調を整える自然な方法が結局の所、確実で賢い選択だと思います。
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