ハリネズミって、トゲの生えたネズミのイメージが強く、私も「ネズミだよね?」と思っていたのですが、実は、「モグラ」に近いみたいなんです!
実際に見ると可愛くて仕方無い感じですし、私的には、あの「きゅるん」とした可愛い目と表情がたまらないんですよね。
でも、色々調べていると、世界的に見ると「食用」に利用される事が多いとか…ウーパールーパー並にショックでした。
種類的に近いモグラの寿命は、平均して5年以上だと言われていますが、なんせ、土の中に居ますし、そんなに真剣に研究している人が少ないのか、調べても「およそ」「おそらく」が付くんですよね。
ちなみに、家を荒らしてしまうネズミの平均寿命は、3年位とハムスターとかと同じ感じです。
当記事では、そんな、ハリネズミの寿命の平均や値段についてまとめてみましたので、少しでも参考になれば幸いです。
ハリネズミの寿命の平均は?
やはり、小型の動物ですので、ライフサイクルも早く、平均寿命は3年位だと言われています。
非常にデリケートな動物ですので、早ければ2年、個体的に強かったり、飼育が上手ければ5年位は頑張って生きてくれると言われています。
中には、10年近く生きてくれるとも言われていますので、飼育する時は、「よっしゃ!10年生きて貰うで!」位の熱い愛情と情熱を持って挑みたいですね。
殆ど目が見えておらず、警戒心が高い・神経質・臆病だと言われていますので、可愛がりすぎてしまっても、大きなストレスを与えてしまう可能性もあります。
実際、ハリネズミの寿命を大きく左右してしまうのは、衛生状態、接し方、餌だと言われています。
私も少し驚いたのですが、ハリネズミ自体には、ほとんど臭いがしません。
昔、ペットショップで見かけた時、少し臭いが気になったのですが、あれは、ペットショップ側の管理状態が悪かったみたいですね。
ハリネズミの臭いがしてしまった場合、高確率で糞尿の処理が足りていないと言われています。
特にハリネズミは、糞尿の回数と量が多い事で有名です。
習性なので仕方無いのですが、犬とは違い、動きながら排泄行為をしますので、結構マメ(毎日)な頻度で掃除やシーツ交換しないと、すぐに臭いが気になるようになってしまうと言われています。
ハリネズミの寿命を短くしてしまう原因って?
ストレスが多かったり、不衛生な環境での飼育は、ハリネズミの寿命を短くしてしまう原因ですが、病気になりやすいと言われていますので、日頃のチェックは重要みたいです。
特にハリネズミがかかり易い病気は、腫瘍、歯周病、肥満だと言われていて、私達人間にも多い病気ですね。
あと、「ダニ症」も多いと言われていますが、「何それ?」と思いましたので、少し補足説明させて頂きます。
特に病院受診するハリネズミの内、約50%近くが「ダニ症」が原因の皮膚疾患だとも言われていますので、知っておいた方が良さそうですね。
ダニと言っても、私達の生活環境に存在する全ての種類があてはまる訳では無く、「ヒゼンダニ」が原因の場合がほとんどだと言われています。
この「ヒゼンダニ」、かなり怖くて、ハリネズミの皮膚の中を掘り進み、トンネルのようにしてしまうみたいです。
確かに、想像するだけでカユくなってしまいますね。
しかも、単純にカユくなるだけでは無く、脱毛・脱針、皮膚トラブルが目立つようになり、その事がストレスで命を落とす場合もあると言われています。
なんとも可哀想な話なのですが、ふと、「ヒゼンダニって、人間にも来るの?」と思ってしまったのですが、ハリネズミに寄生するタイプの種類は、人間には寄生しないと言われています。
ただ、「この種類は」と言う事ですので、他の種類が人間に寄生してしまう可能性が無いとは言えません。
特に最近では、輸入商品の増加、温暖化による環境の変化などが問題視されていて、今まで増殖しなかったダニが出現するかも知れませんので、注意が必要そうですね。
ハリネズミの値段は?
ハリネズミは他の小動物系のペットとは違い、値段が高めです。
理由は、飼育難易度、日本国内で数が少ない等も関係していると言われています。
種類によって値段が違う場合が多いのですが、5千円〜5万円位は見ておいた方が良いと思います。
もちろん、まだまだ小さいのは安く、希少性が高い種類は高いです。
私達がよく見かける種類は、1万円〜3万円位まで、その中でもアルビノ等の希少性が高い種類は、3万前後に行く場合もあります。
更に希少性が高くなって来ると、5万前後になり、上下ツートンカラーの「パイド」と呼ばれる種類があてはまります。
特に最近では、SNS、動画配信等でハリネズミの愛くるしい姿が投稿されてシェアされる事も多く、少し、入手がしやすくはなったとは聞いています。
●ハリネズミの飼育費用ってどんな感じ?
デリケートで国内では希少性が高く、ハリネズミ自体の値段も高めですが、いざ、飼育する場合、どれ位の費用が必要なのでしょうか?
一番オーソドックスな初期投資であれば、「ケージ」「ケージ内の小屋」「床材」「ペットシーツ」「エサ皿」「給水ボトル」「回し車(ねずみが走って回しているやつ)」「エサ(ペットフード・生)」等を合わせて、15000〜18000円位の初期費用が必要だとは言われています。
毎月必要になるのは、冷暖房代、床材とペットシーツ代、エサ代です。
デリケートですので、更に病院代が必要になる場合もあります。
床材とペットシーツ、エサ代は、それぞれ、月2000円前後にされている場合が多いと言われています。
きせまめのハリネズミの平均寿命と値段のまとめ
今は、SNSとかで需要が増えていると言われていますが、いざ、ブームが終わってしまった時、いままでの人間の傾向を考えると、少し怖くなってしまいますよね。
あと、ハリネズミは、近い種族のモグラとは違って、土中で生活している訳では無いので、視力が良さそうに感じてしまいますが、実際は視力がかなり低く、ほとんど見えていないと言っても過言では無いみたいです。
「えっ…大丈夫なの?ハリネズミ」と思ってしまうかも知れませんが、かなり、聴力と嗅覚が良いみたいなんですね。
「どれ位の聴力と嗅覚なの?」と思って調べてみると、飼い主の声や臭いを、しっかりと判別出来るレベルみたいです。
あと、個人的に笑ってしまったのが、ハリネズミなのに、背中にハリが無い種類も居るみたいなんです(ジムヌラ亜科)