結婚の挨拶の時、折角の思いで「手土産」を選び、用意したと思いますが、「渡し方の基本って有るのかな?」と、ふと疑問に思う事が有ると思います。
まず、結婚の挨拶の手土産を渡すタイミングですが、玄関で軽い挨拶が済んだ後に席に案内され、全員が揃って着席した後にお渡しするのが「渡し方の基本」とされています。
少しでも自分を落ち着かせる為に、手土産をさっさと渡してしまおうと言う作戦で、「ちわーお荷物をお届けに来ましたー」的に玄関で渡すのは駄目だと言う事です。
時々、玄関で本日初めてご挨拶させて頂く時に手土産を渡してしまう方も居られますが、慌ただしい雰囲気になってしまいますし、皆様が揃われて席に着席した後の方が、「落ち着いた」雰囲気作りが出来ます。
もし、渡してしまったのであれば、取り返す訳にも行きませんので、「その場の勢い」に任せてしまうのも一つで、実際にきせまめもそんな話を聞いた事が有る気もします。
今記事では、結婚挨拶時の手土産の「基本的な」渡し方について触れさせて頂きます。
もちろん、正式に結婚のご挨拶をさせて頂くまでの間に、相手の親にお会いしていてる場合とは少し違うかも知れません。
また、相手の親が緊張しないように、「和やかな雰囲気」や、「和気あいあい」とした空間を作って頂いているようでしたら、少し位は基本的な渡し方を崩しても良いとは言われています。
結婚の挨拶は、「手土産を渡すのが目的」では無く、「相手側のご家族様に挨拶するのが目的」ですので、そこまで悩む必要も無いと思います。
結婚の挨拶時の手土産の失敗しない渡し方
手土産は、「デパートの袋」「ビニール製」「風呂敷」等の袋から出し、袋はこちらで持ち帰るのが基本です。
もし、家では無く、外でお食事会等が開かれている場合、購入した時に同封されている筈の未使用の手提げ袋等も確認してからお渡しすると良いと思います。
既に袋を使用している場合は、確認した後に綺麗に畳んでからお渡しした方が印象的にも良いと思います。
実際にお渡しする時は、座敷ならあまり人目に付かないように「誰も座っていない方の脇部分」に置き、袋から取り出します。
この場合、手土産本体が絶対に「地べた」につかないように配慮する必要が有り、テーブル席の場合は「地べた」「荷物カゴ」では行わないようにする必要が有ります。
袋から出した後は、テーブルの上に置き、正面から傷や凹み等が無いか確認します。
その場で向きを180度変えてお渡しするのが、渡し方の基本です。
同時に後述する「渡す時の一言」を付け加え、あまりぎこちなくなったり、素早く180度回すよりは、「スッと」90度、90度位を意識して向きを変えるの方が美しいと言われています。
ニュアンス的には、「スッ(90度)、スッ(90度)」で、茶道のように「やや勿体振った感じ」でやるのが上手く行くコツのようです。
決して、「クルッ!(180度)」では無いと言う事で、きせまめがその場に居ると笑ってしまうかも知れません。
挨拶土産の意味と渡す時の一言
挨拶土産は、「本日、ご挨拶をさせて頂く機会を用意して頂き、誠に感謝しております」と言う思いを「手土産」と言う形で表していると言われています。
手土産をお渡しする時の一言例ですが、
「評判のお菓子とお聞きしましたので」
「お気に召すとよろしいのですが」
「心ばかりですが」
のどれか一つを言うのが定番とされていて、まず、間違いは有りません。
きせまめもそうですが、緊張すると早口になる人は注意が必要で、「あっ、お願いします」「あっ、どうぞ」は駄目で、「(無言)・・・スッ(手土産)」は、もっと駄目です。
いかいも「定型文」的になってしまいますが、「奥ゆかしい」雰囲気を与える事が出来ますので、他に何か言葉を付け足したり、言葉を変える必要は無いと思います。
どうしても手土産をお渡しする時に何か付け加えたい場合は、「本日は、ありがとうございます」程度の前置きをし、「一生懸命さ」「誠意」が伝わる程度で良いと思います。
後に一言付け加える場合は、手土産を選んだ理由等を話すのが良く、手土産を選択する時も、相手の親の好み等に合わせるて選択すると話もし易いですし、「自分達の事も考えてくれている」と安心して頂き易いです。
きせまめの感想
結婚の挨拶も一通り把握し、手土産も用意し、後は当日を迎えるだけだと思います。
凄く緊張してしまうと思いますし、「もっとこうすれば良かった」と後悔する事も有るかも知れません。
ですが、もう少しすれば、相手側のご家族様も「家族」になりますので、肩の力を抜いて、未来の家族と「世間話」をするような気持ちで楽しんで来て下さい。