クリスマスオーナメントの「オーナメント(飾り)」には意味が有り、「ツリートップ」「リンゴ」「キャンディケイン」「イルミネーション」等が代表的だと思います。

それぞれの意味を知っていて飾るのと、何となく飾るのでは、楽しさや奥深さ等が変わって来ると思います。

「オーナメント」とは違うかも知れませんが、「クリスマスツリー」には「ヨーロッパモミ」「モミ」と呼ばれる常緑針葉樹の「幼木」が使用される事が多いと思います。

「知恵の樹」の象徴を意味し、「常緑針葉樹」を選ぶ事にも、ちゃんとした意味が有り、冬でもしっかりと育つ事から、「生命力」の象徴として選ばれています。

当記事では、クリスマスオーナメントのそれぞれの意味について説明させて頂きます。

クリスマスオーナメントの各意味

「クリスマス(Christmas)」は、「キリスト」の誕生を祝う為の祭りですので、クリスマスオーナメントもそれにちなんだ意味である場合が多いです。

◯ツリートップの意味

「クリスマスの星(ベツヘレムの星)」を意味し、キリスト教の方の中では、キリストが生まれた場所として「ベツヘレム」は有名です。

「ツリートップ」の変わりに「天使」や「星を抱えた天使」を使用している場合が有ると思いますが、「幼いキリスト」「キリストの誕生」ですので、「希望の星」と言う願いが込められており、意味は同じです。

また「ベル」を持った天使や「ベル」単品がクリスマスオーナメントに使用されている事も多いと思いますが、キリスト誕生の際に周囲に居た天使や天使の象徴としての意味と「魔除け」としての意味が有ると言われています。

◯リンゴの意味

冒頭で「クリスマスツリー」は、「知恵の木」の象徴と説明させて頂きましたが、同じ「知恵の木」の象徴でもある「リンゴ」は、クリスマスオーナメントに必要不可欠だと言われています。

最近では、「リンゴ」では無く、「オーナメントボール」と呼ばれる「赤色」「金色」「銀色」等のボールが使用される場合も有ると思いますが、意味は同じです。

キリスト教と言えば「旧約聖書」が有名ですが、「旧約聖書」内の最初の男女「アダム」「イヴ」に対し、「神」が食べる事を禁止する事を言い渡したのが「善悪の知識の実」であり、その実が「リンゴ」だと言われています。

◯キャンディケインの意味

本来は、「白単色の棒状」ですが、最近では、紅白のシンプルな杖や虹色に近いカラフルな杖の形をした飴を意味し、北米では、クリスマスの時期が近づくと店頭に沢山並ぶ事でも有名です。

キリスト教と「羊飼いの杖」はなかなか結び付きにくいとは思いますが、「フランス僧侶」が「白単色の棒状」のキャンディケインを作ったのが最初で、現在のように一般的になったのは、「ケルン大聖堂(ドイツ)」の「聖歌隊隊長」が、現在の形状に近いキャンディケインを子供達に配ったのが元だと言われています。

棒状の杖の先が曲がった由来には様々有り、「キリスト(Jesus)」のイニシャルから来ていると説さえ存在します。

また「迷える子羊」を「人」として考えた場合、「羊飼い」は「キリスト」だと言う考え方から、「羊飼いの杖」がクリスマスオーナメントに選ばれていると言う説も有ります。

また、映画等の影響からか、可愛らしい生姜風味の人形を飾る事も流行りつつ有りますが、名前を「ジンジャーブレッドマン」と呼びます。

◯イルミネーションの意味

当時は「ロウソク」が使用され、最近では「安全さ」「簡単さ」等から、電飾が使用される事が一般的になりました。

クリスマスオーナメントに鮮やかなイルミネーションが行われる意味は、「星々」を表しているからだと言われています。

キリストは世界を照らしていると言う考え方から「星」を表していると言う説と牧師がクリスマスにクリスマスツリーを見上げた時に「星々」が美しかったので、「ロウソク」で表現したのが始まりだと言う説が有ります。