アロンアルファは速乾性が有り強力で便利な反面、間違えて付着してしまった場合、「お手上げ状態」になってしまう事も有ります。

また、指等に付着してしまった程度であれば問題有りませんが、誤って衣類等に付着してしまった場合も厄介です。

当記事では、アロンアルファの「取り方」「指についてしまった場合」について説明させて頂きます。

アロンアルファの取り方

◯一般的な取り方

間違えで付着してしまったりする場合では無く、ちゃんとした目的があってアロンアルファを使用したにも関わらず、後日剥がしたくなった場合、「アセトン系の溶剤」を使用される方が多いです。

「アセトン系の溶剤」は、「アセトン」として販売されている物だけでは無く、「ジェルネイル用除光液」や「リムーバー」として販売されている物でも大丈夫な場合が多いです。

もちろん「アロンアルファ専用の剥がし液」も有りますので、使用している種類に合わせた物を選ぶと良く、「100円均一」でも類似品が販売されている事が多いですが、十分に換気してから行うようにする必要があります。

ただ、これらはアロンアルファの取り方として一番有効的ですが、接着している物の「塗装」「コーティング」等も一緒に「変質・変色」させてしまう可能性も高いです。

もし、アロンアルファを使用した物が、「茹でる・煮る」「蒸す」等を行っても大丈夫な場合は、1時間〜2時間を目安に行うのも取り方としては適切だと言われています。

衣類に付着した物の取り方

費用がかかりますが、お気に入りの衣類で多少お金がかかっても大丈夫そうな場合は、「餅は餅屋」では有りませんが、「クリーニング店」に持ち込むのが確実です。

「変色」「退色」等の危険性が無い場合は、「アロンアルファ専用の剥がし液」もしくは「アセトン系の溶剤」を使用するのがアロンアルファの取り方としては一般的ですが、「基本的に落ちない」と諦めて頂いた方が懸命だと言われています。

「衣類」の繊維構造は複雑で、比較的サラッとした液状のアロンアルファは、一気に奥まで浸透してしまう場合が多く、なかなか難しいのが現状だと思います。

繊維や見た目が悪くなってしまいますが、固くなってしまった部分を柔らかくなるまで「もみ」、日常生活で普通に使用して適度に洗濯機にかけ、徐々に徐々にアロンアルファが落ちていくのを気長に待つしか無い場合が殆どです。

この「もみ」に関しては、そこまで固く無い事が重要で、あまりに繊維が固くなってしまっている場合は、「割れ」てしまったり、「破れ」が起きてしまう場合も有りますので、そこまで固くなっていない状態に限ります。

天然素材や繊細な素材が多い衣類は熱に弱い場合が多いですが、問題が無さそうな素材の場合は、「茹でる・煮る」等をするのが一般的な取り方です。

他には、やや濡らした状態で「アイロン」にかけ、「要らなくなったタオル」「ガーゼ」「クッキングペーパー」等に浸透するように繰り返すのも取り方としては正解だと言われています。

アロンアルファが指や皮膚についてしまった場合

もし、気にならないようでしたら、そのままにして頂けますと、入浴中や汗等で自然と取れていく事が殆どです。

気になる場所の場合、「アロンアルファ専用の剥がし液」「アセトン系の溶剤」と言う一般的な取り方の他に、「火傷しない程度のお湯」で優しく「もみ洗い」する取り方、「アカスリ用軽石」「角質用リムーバー・ヤスリ」「かかと用ヤスリ」「爪磨き用ヤスリ」等で優しく丁寧にすると気にならなくなります。

あまり擦り過ぎてしまうと、そこの部分だけ皮膚が固くなってしまう恐れが有りますので、優しく擦る必要が有り、そこまで目立たなくなって来た位で終えるのが良く、入浴時や発汗時に落ちていくと思います。

また、目や傷口にアロンアルファが付着してしまった場合や、口等の粘膜に付着してしまった場合は、「アロンアルファ専用の剥がし液」「アセトン系の溶剤」、「お湯」等は使用せずに「生理食塩水」や「水」等で軽く洗い流した後、病院受診するようにして下さい。