10月の時候の挨拶には、「秋らしさや季節感」と「相手への気遣い」や「再会への気持ち」等を入れておきますと、文章自体も綺麗になりますし、頂く方も嬉しい気持ちになる筈です。

もちろん、ポイントを抑える事も大切ですが、あまりに「定型文的」「機械的」になってしまうので注意が必要です。

「人間らしさ」「その人らしさ」が無くなってしまいますので、逆に「冷たい印象」を与えてしまい、少し寂しく感じさせてしまう可能性も有ります。

当記事では、10月の時候の挨拶に適した「結び」の文例について説明させて頂きますが、あくまで参考程度にして頂き、是非「自分らしさ」を伝えて頂けると嬉しく思います。

10月に適した時候の挨拶「結び」

◯時候と結び

●秋冷の折、くれぐれもご自愛專一にてお願い申し上げます。

●秋冷が加わります折、何卒お体をご自愛下さいませ。

●向寒(こうかん)のみぎり、くれぐれも風邪を引かれませんよう気をつけてお過ごし下さいませ。

●朝寒の候、日毎に涼しくなって来ました。くれぐれもご自愛下さい。

●秋爽の候、澄み切った秋空のように、(人名)様やご家族様のお気持ちも爽快で過されます事を、心よりお祈り申し上げます。

◯冷え込みに関する結び

●朝夕はめっきり冷え込んで来てしまいました。風邪等引かれませんよう、お元気でお過ごし下さい。

●朝晩すっかりと冷え込んできましたので、お体に気をつけて下さい。

●朝晩日毎に冷え込み冬の到来さえ感じさせる季節になって来ました。風邪等で体調を崩されぬよう、暖かくしてお体をご自愛下さい。

●日毎に肌寒くなって参りました。季節の変わり目でもありますので、どうぞご自愛下さい。

●冬の気配も感じさせる日も有り、特に季節の変わり目等は、冷え込みが厳しくなる日も御座いますので、どうぞお体にはお気をつけ下さい。

◯行楽日和に関する結び

●秋麗の季節になって参りました。行楽、読書、スポーツと充実した日々を過ごせる季節です。どうか(人名)様にとって、実り多い秋でありますよう心よりお祈り申し上げます。

●(人名)様とご家族が元気で過され、芸術の秋、味覚の秋、行楽の秋を十分に満喫して下さい。

◯「秋らしさ」に関する結び

●野山は美しく色づき始め、秋の装いを感じさせてくれます。芸術の秋、食欲の秋らしく、秋を満喫致しましょう。

●秋らしさを感じる頃になりましたが、まだまだ長雨が続く季節です。お体を冷やして風邪など召されませんよう、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

●過ごし易い季節になりましたが、無理をなさらぬようお気を付け下さい

●「食欲の秋」とは申しますが、お互い食べ過ぎにも注意し、秋の味覚も楽しみつつ、秋を満喫して下さい。

●日毎に秋が深まりつつある事を肌でも体感出来る季節ですが、くれぐれもご自愛下さい。

●紅葉が美しく色づき、錦秋の季節となって参りました。ご壮健に過されます事を心よりお祈り申し上げます。